会社員でないアプリケーションエンジニア フルリモートワーク4年間の振りかえり
書きたいこと
2020年4月から丸4年、複数企業でフルリモート勤務をしていた。
2024年4月からは完全出社リモートワークなしに戻さざるを得なくなり、フルリモート生活が完全終焉するので振り返りを書いておく。
ここでいうフルリモートワークとは
初日と最終日以外は在宅で終日リモート勤務、必要な時だけ単発出社のことを指す。厳密に言えばフルリモートではないが容赦願う。
用意したもの
ネット環境
元々Wimaxを利用していたので、新規に用意することがなかった。リモートワークでは1月で 80G近く通信していたので、帯域制限が少ないサービスが良いと思う。
Wi-Fiで回線が細いと、リモートデスクトップで画面がガタ付きストレスになりやすかった。
Wi-Fi不調時のため、テザリングも用意しておいた方が安心。
1人で仕事できる自宅の密室
勤務規定で概ね求められる。ミーティングで業務情報を扱うので、同居人や近所に音が漏れないことが必須である。サテライトオフィスも論外だ。
私の場合、実家が一軒家で子供時代の部屋と机が残っていたので、使うことにした。
机と椅子
1日8時間は机に座るので、姿勢を崩さないよう整備した方が良い。私の周囲ではゲーミング椅子を購入した方もいた。
下手な椅子に座ると、首が痛くなり仕事にならない。
布団と毛布
仕事部屋に置いておくと、昼休みの休憩時に仮眠したり、防寒になるので便利だった。
モニタ
モニタ貸与まで申し出てくれる企業はほぼない。FigmaやExcelはノートPCだけでは見にくいので、モニタは必須だ。
EIZOの事務用モニタを購入した。好みで良い。EIZOなのは、リモートワークを始めた会社で出社時に使っていて、目に優しく疲れないので気に入ったからだ。
リモートデスクトップする場合複数モニタがあっても意味ないので、1台あれば十分。
ヘッドセット
ミーティングのために必要。滅多に貸与されない。MacでもWindowsでも使え、音響の良いロジクールのヘッドセットを購入した。
マウス
貸与されるが、好きなものを利用して良いことが幾度だった。姿勢を崩さないよう、ロジクールのマウスを購入した。
借りたもの
借りたものは控えておき、無くさないようにすること。
社員証
フルリモートの場合は発行されないこともあったが、大抵は発行される。リモートワーク中無くさないよう、固定の場所に保管してたまに存在を確認する。
無くしたら大目玉なので注意。
ノートPC
大抵の場合貸与される。これを自宅に持って帰り、VPN経由でリモートワークできる。
場合によっては、私物PCをBYODして、職場のPCへリモートデスクトップの場合もある。
携帯電話
認証や検証目的で貸与されたことがある。大抵はBYODが認められた。BYODの場合、携帯電話は無くさないように注意し、Google Authenticatorを入れておく。
よかったこと
周囲にうるさい人がいない
仕事に集中できる。 特に面倒な課題の検討や大変な不具合修正、リリース作業にリモートは有用
睡眠が安定する
規則正しくたっぷり睡眠が取れるので、2社目で1週間徹夜デスマーチした時の体調不良が治った。嬉しい。
食事が安定する
オフィス勤務だと外食続きになり、就職してから20キロ太った。フルリモート開始とほぼ同時に事務通いをはじめ、-14キロ達成した。
19時以降食べない、脂っこい外食から無縁なのがよかった。
電車トラブルから無縁
自宅はJR線沿線なので、電車遅延と車内トラブルがかなりある。かつては電車通勤で寝込んでしまって殴られそうになったりなどしたが、リモートワークで通勤時の危険から無縁になった。
よくないこと
オンボーディングが捗りにくい以外、フルリモートのデメリットは、私の場合ほぼなかった
最後に
アプリケーションエンジニアの場合、出社しないとできないインフラ作業がない。クラウドとVPN、ノートPCがあれば会社のビルにいる必要はない。
Gitlabのように、コミュニケーション設計やドキュメンテーションに力を入れれば、フルリモートで十分だと思う。
終わり